まえおき
みなさんは、SEをやっていく上で必要な能力、一番大事なものとはなんだと思いますか?
私は、文系で未経験からこの仕事を始めたので、この業界に飛び込むのに勇気が要りました。
(しかも20代後半だったので、ぎりぎりRe就活できた)
今でも仕事でつまずく度に色々と考えちゃいます。
私は頭の回転が速い訳でもないし、論理的思考を持っているかといえばそうでもない…
向いてないのではないかと思いますが、何とかやっています。
まだまだ若輩ものですが、SEに転職して7年目の私が思う向き、不向きについて述べようと思います。
一番持っていて欲しいもの
論理的思考とか、コミュニケーション能力とか、いろいろあると思いますが、、、
やっぱり忍耐力!!!
どんな仕事にも言えると思います。
この業界に入る前でも後でも、大変なことはたくさんありましたが、やっぱりこれは大事です。
精神的な面もそうですが、肉体的にもタフでないとやっていけません。
業務によっては、夜勤や、トラブルで徹夜、残業100時間超え…あります。筆者も何度も経験しています。
ブラックだの働き方改革など言われていますが、やはり、働いていてお客さんがいる以上、どうにかしなければならない状況が現実にあります。
精神的にも大きなプレッシャーを感じたり、逃げ出せたらどんなに楽か…と考えることもしばしばありますが、 1つ1つの問題と粘り強く向き合っていく必要があります。
とはいっても、残業100時間越えがずっと続くわけではないのでご安心を(笑)
どんなに大変なプロジェクトでも、繁忙期がずっと続く訳ではないです。
それに、最近はホワイトな企業も増え、そんなに残業させるところも減ってきています。
文系、理系は関係ない!コミュニケーション能力が大事!
理系のほうが向いていると思っていませんか?
もちろん、高校や大学で理数系を学び、論理的思考やプログラミングの知識を得た人は有利です。
ですが、勉強よりももっと重要な、コミュニケーション能力や、相手の意向を読み取る力、協調性が大事だったりします。
ITがわからない人の求めているシステム機能をいかにヒアリングして言いたいことを汲み取るか、 それを設計してプログラマーにどのような物を作りたいのか、その意図をいかに正確に伝えることができるかが重要になってきます。
また、プロジェクトは複数のチームで動きます。
チームにはいろいろな人がいるので、チーム全体をまとめることが大変です。
みんなの協力なくしてプロジェクトの成功はないので、いろいろな人と円滑なコミュニケーションを取れることが大事です。
勉強が嫌いな人には向いてない?
向いてないことはないと思いますが、勉強しなければならないことは多いと思います。
SEは一生勉強だと思います。
もちろん、どこまで自分が求めるか、求められるかによりますが。
毎日同じ仕事をしたりするわけではなく、新しい知識や、自分が知らない、やったことのない事をお客さんに求めれることがあります。
でも、できないと断れる訳はなく、自分で調べたり、今までの知識を活かして応用してどうにか解決しようとします。できる人に頼るという手もあります。
若い人から教えられることもたくさんあります。
どれだけ経験を積んでも、知らないことがたくさんあり、底がありません。
(私の勉強が足りていないだけかもしれませんが)
なので、勉強が苦痛に思わなければ大丈夫だと思います。
プログラミングできることは必須?
そんなことはありません。
研修でプログラミングをする企業は多いですが、その後いきなりSEとして新人を育てる企業もあります。
ですが、プログラムをある程度組めたほうが、現場のプログラマーと対等に話すこともできますし、 現場の状況を理解しやすいので、スケジュール管理や工数の見積もりを作るときに役立ちます。
今はプログラムは若手にやらせる、もしくは安価な外部に発注したり、外国人を雇うところもありますので、 年齢を重ねるに連れてプログラミングから離れていく傾向にあるかもしれません。
そもそも、システム企業といえど、プログラミング自体やらない会社もあります。
プログラミングをしっかり勉強したいのであれば、自身のキャリアプランとして会社に意向を伝えた上で、 入社を検討したほうが良いでしょう。
おまけ ゲームが好きな人には向いている?
個人的にはゲームが好きな人は向いているんじゃないかなと思います。筆者がそうだからです(笑)。
ゲームに夢中で気づいたら朝になっていた…みたいな経験はありませんか?
次どこに進んでいいかわからないときに、占いババや町中の村人に聞いて回ったり、アイテムを探しまわったり…
ボスが倒せなくて、ずっとレベル上げをしたり…(これはドラクエですけど)
プログラミングと似ている気がします。
これらが苦ではない人は、大丈夫だと思います。SEとしても、問題が解決するまでとことん続けられる人にはおすすめです。
今日はここまで。