「.NET」とは?
.NET はMicrosoft社が開発したネットワーク上でアプリケーションを構築する基盤システムのこと。
2006年11月に同社が Microsoft .NET を発表。
Microsoft .NET 構想は、パソコン、サーバー、携帯、スマートフォン、家電などの電子機器はもちろん、あらゆるデジタル情報機器をネットワークに接続させ、 インターネット経由でいつでもアクセスできる状態を目指すもの。
昨今ではIOT(Internet of Things)という言葉として有名な概念でもあります。
.NET では、プログラム言語や通信規約なども含めてシステム基盤の構築を目指し、 .NET に対応した情報機器は、プラットフォームに依存することなく、.NET のネットワークに参加することでサービスの提供を受けることが出来ます。
.NET では、サービス同士を連携させることで、大規模なサービスを構築することが可能です。
つまり、「Microsoft.NET」とは概念である
Microsoftの提唱するシステム開発技術の総称のことをいい、
プラットフォームを選ばない、.NET Frameworkがインストールされていれば、(理論上は)どんなOS上でもアプリを動作可能にした という技術のこと。
※javaはプラットフォームが限られる
「.NET Framework」とはフレームワーク(ライブラリ)である
.NET 環境を利用してフレームワーク化したのが、「.NET Framework」です。
.NET Framework は、Microsoft社が提唱するアプリケーション開発環境及び実行環境です。
これはMicrosoftが開発したCLR(Common Language Runtime)技術で 理論上、これがインストールされているマシン上で、 .NETで開発した全てのアプリが動作するようにと提供されているものです。
.NET Frameworkでは、アプリケーションの開発言語に、C++、Visual Basic、VBScript、Jscriptなどが利用可能です。
また、この中にVisual Basic.NETやC#.NETなどで使用するライブラリが用意されており、 開発者はCの文法に似たC#.NETかVBの文法に似たVB.NETか、自分の得意分野で選択した上での開発が可能になりました。
これに似たものに、Visual Basic 6.0 ランタイムとかJava仮想マシンがあります。
「Visual Studio.NET」とは開発ツールである
.NETでの開発を行うのを簡単にするためのツールです。
IDE(統合開発環境)といいます。
.NET開発をするのにどうしても必要か、というと実はそんなことはなく .NET Frameworkをインストールすればコンパイラもついてくるので、 コンソールからソースを実行モジュールへと生成することも可能です。
これもjavaであればeclipseといった似た製品が存在します。
「ASP.NET」とはフレームワークである
.NETの技術を使ってブラウザで動作可能なWebアプリケーションを作成するための技術です。
.NET環境のWebサーバ上で、Webページの送信時に動的にプログラムを実行する仕組みのこと。
ASP.NETは,特定のプログラミング言語には依存していません。
ASP.NETを用いて構築されたWebページの拡張子は,「.aspx」となっています。
C#.NETやVB.NETなどと組み合わせて、実際に表示される部分と、 コードビハインドと呼ばれる処理部分を分けて記載が可能な仕様となっております。
jspなんかと同じようなものです。
今日はここまで。